ピアノ、声楽、楽典のレッスンは行徳の音楽教室クラヴィーア・プラッツへ

「音楽」は「楽譜」に書いてある音に該当する鍵盤を正しく押す（叩く？）ことではなく、音と音のつながりを感じながら紡いでいくものです。レッスンでも、それぞれのレベルに応じていろいろな言葉で伝え、実際に弾いて聴かせ、試してもらい、「音楽」を実感できるように進めています。ここで重要なのが「想像力」です。景色だったり、お天気だったり、キャラクターだったり…何か自分にとってわかりやすいイメージは、音楽作りにぜったい必要なのです。

さて、その「想像力」の根っこにあるものは何でしょう。読書やたくさんの実体験と、「考えごとをする時間」ではないでしょうか。「考えごと」は、自分が実際に見たもの、触れたものと、文字の世界から得た知識や感性が融合して、何かを生み出す時間ですから、ボーっとしているように見える時間を邪魔してはいけません。ピアノの前に座って音を出していない時間も、実は「音楽」のために必要なのです。

レッスンの曲以外の「音」を好き勝手に弾いているのは、「創造」の時間です。「遊んでいないで練習しなさい」などと言ってしまったら、頭（心）の中を音にする大切な時間が奪われてしまいます。ピアノで遊ぶことによって、こんな弾き方をするとこんな音が出るんだ、ということを発見しながら無意識に学んでいるのです。それに、もしかすると、遊び弾きはいつか「曲」になるかもしれません。

ものごとに向き合う方法は人それぞれで、きっちり楽譜を読まなければ気が済まない人も、雰囲気で勝手に弾きたい人も、ひとつの音の「音色」にこだわる人もいます。作曲家が書いた音楽に近づくために足りないことを少しずつ補っていくのがレッスンですから、「音楽」という山にどのルートで登り始めても大丈夫。ご家庭では、ピアノに向き合う時間を確保して、あとは「今日は何をするのかな」と楽しんでみてくださいね。